親父殿の春画事変

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しばらく魔法書を読んでいるとイリスが本を閉じ「私はそろそろ他の仕事に行ってきますね」と立ち上がり、去っていく。 イリスの仕事は主に僕の身の回りの世話と、僕が変な事をしないか監督する事、そして屋敷のある程度の事が仕事らしい。 …超忙しいな、いつもおっぱい触ってごめんね?もっと優しく揉むよ。 そしてそれから少しして……書斎の扉が静かに開く音がした。 僕は不審に思い、出来るだけ気配を消して身を潜める。 すると 「ふむ…トーマめ、読んでそのままにどこかへ行ったか……?また戻って来ないとも限らん、急がねば」 そう言うと謎の声……というか父さんはいそいそと書斎の奥へと向かい、何かを操作して本棚を動かした後、本棚のあった場所に空洞が出来ていて、父さんはその空洞の中へと入っていった。 え?なんなのあれ、奥に賢者の石でもあるの? 怪しい、すごく。 父さんが出てくるまで物音を極力立てず、本を読んで時間を潰していると、奥からゴソゴソと物音が聞こえはじめて。 「ふむ、今回仕入れたものは中々良い出来だな…久しぶりに滾らせてもらった、くくく…」 父さんの独り言がキモい、どうしよう。 色々ストレス感じてるのかな?母さんが当主で周りからの風当たりも強いとか…? これからはあんまり問題起こさないように気を付けてあげよう、三日間くらい。
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