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失踪
こんな日常が続くとおもった矢先、家に帰ると妻がいなくなっていた。
友達と旅行かなと思って一週間が過ぎた。
それでも全く連絡がない。
心配になって娘に連絡をした。
娘は「おかあさん、出っていたのかもしれないわね」と聞いて事の重大さを悟った。
どこにいるのかと彼女の交友関係に連絡をあたってみたが誰も「しらない」という。
娘とあって話をすると「おかあさんの気持ちを私にはわかるわ。おかあさん旅に出たのよ」といった。
毎日を淡々と過ごした。
いつ帰ってきていいように掃除はきちんとした。
コーヒーは自分で作り誰もいない空間のなかで、いろいろ考えながら飲んだ。
ジムで仲本社長が「奥さん、どう」といわれたので、「妻はどこかにいってしまって」と言葉を濁していうと。仲本社長も自分の妻が先立たれていまは独り身なので、親身になって相談をしてくれた。
「いずれにせよ、奥さんはどこかで生きていますよ」といった。
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