僕と妻

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湘南の別荘に家の必要最低限の荷物をもってガランとした湘南の別荘に都内から愛車で到着した。 数日は家を綺麗にして落ち着いたころ僕は、コーヒー好きの妻が持っている道具一式を使い、煎った豆からアイスコーヒーを作ってくれた。 日差しの強い庭には叔母が使っていた白いパラソルと白いイスがありセットして、湘南の海が見える。海水浴をする人やサーフインをしている人がいて夏に子供たちと僕たち夫婦もあそこの一員だったのだと思う。 サングラスに白いワンピースとつばの広い大きな帽子を被った妻が僕の考えをみえすいたように「何よ、自分は仙人みたいにして、私はサーフインを楽しむわよ」といって本当に初心者向けのコースに入会した。 最初数回、見にいった時には安定して波に乗れず一度もサーフボードに乗れることシーンはみたことがなかった。 家でもイメージトレーニングをしているようでサーフボードを置き、大きなテレビにDVDをいれてやっているくらいだった。 コーヒーは一日に数回作ってくれた、家のなかで妻が入れてくれたコーヒーは美味しく、妻は今日の出来事をたくさん話した。 食材は地元の農家が作ってくださるものが多く、旬の野菜は食べていて甘い食感があった。ミネラルたっぷりとどの野菜も見かけは悪いがエネレルギーを吹き込んでくれる感じだった。
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