僕と妻

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全選手競技終了後、妻は一位になって金のトロフィーをもらった。 終了後は「スゴイね」というと。妻はあなたに見せたかったのよといった。 家にいくと今度はゆっくりコーヒーを二人で飲んだ。 八月の後半に別荘を引きはらうときがきた。 別荘の前にたって「また来るからね」といいながら鍵を閉めた。 空はセピア色の空には入道雲がこんもりとあった。そして湘南の海をみた。 夏休みが終わった時の小学生のような気分だった。 東京の自宅に戻ってきた僕たちはしばらく開けていた家の手入れを数日した。 色々なことに感心がある彼女はしばらくの間は「何もしなかったがデパートに全国の陶芸展を見て陶芸に興味をもったようだ。 さっそくウェブで陶芸教室を探したところ自宅近くのデパートに入っているカルチャー講座に決めたようだ。数週間して妻が作ったご立派な陶芸のマグカップをもらって、コーヒーを飲んだ。 食器によってもコーヒーは味が違うなと感じて、妻にいったところ・・・・・・ 「私もそう思う。マグカップを乗せるおぼんが欲しいねということで上品なおぼんを買いにいった。 二人でコーヒーを飲んでいて妻は私にあなた最近会う人が限られていない「いろいろな経験をしていた若い頃はどうしたのよ、ガッツを見せてよ」と叱咤激励された。 妻に言われて無駄に自己完結している自分に気づいた。 僕の中で誰かがいう「どうした健吾、若い頃はギラギラしていたはずだ。それが骨抜きになりふにゃふにゃとしていないか」
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