-まだなにも始まってない!-

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 私の鼻の穴が限りなく広がる…  …勝った!…  私は思った。  本当はまだなにも始まってないのだが、すでに、初戦は頂いた…  私の中で、すでにそうなった(笑)…  ボクシングで言えば、すでに最初の1ラウンドは、勝った…  私の勝ちだった…  それを思って、私の頬が自然と緩む…  思わず、ニヤついた…    その私の表情に気付いた、葉尊が、  「…お姉さん?…」  と、声をかける。
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