あの日の夕焼け。

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あの日の夕焼け。

ここは、二人がやっと並べるだけのベンチがポツンと置かれた、名もない丘。 とても綺麗な夕日が、あたしたち二人を照らしていた。 久人は、ベンチにもたれて言った。 「また二人で、この夕日を見に来ようよ。何年先でも構わないからさ。」 あの人があたしの初恋の人になったのは、6年前のあの日から。
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