ラジオがある街

晴天に曇りなし

ある者は、学校を特定しようとしてたり、またある者は否定的なコメントを書いていたり、解決の仕方など、様々な意見が飛びかっていた。

特に僕が目に着いたのは解決の仕方を事細かく書いてあるツイートだった。

そのツイートには、僕達の事を心配してくれているのが伝わる文章で、いじめなどを専門に相談してくれる所の電話番号や、市や県の教育委員会の連絡の仕方など、子どもの僕にも解るように丁寧に書いてくれていた。

それ自体は凄く有り難かった、本当に。

だけど、なんだろう…………、

否定的なツイートよりも、そのツイートが一番傷付いてしまっている僕が居た。

それは一番心配しているフリをして、一番突き放している様に僕には思えて………

僕はため息を一つ付いて、Twitterのコメントをそっと閉じ、アイツが話すラジオに集中する事にした。