晴天に曇りなし

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お母さん同士で何かしらの挨拶が終わり、僕はアイツの病室に入る事が出来た。 中に入ると眠っているアイツが居た。 右手には点滴が、胸には心電図、オデコの辺りには血が少し滲み出したガーゼがあった。 アイツのお母さんは、一命をとりとめたが、未だに予断が出来無いらしい。 『来てくれてありがとうね』と言ってくれだが、 僕はアイツの姿を見て、言葉が出ず、 『あっ……………はい』と言うのが精一杯だった。 その後、僕は只々、その場にただずんで居たら、お母さんが『ちょっと、飲みモノ買って来ます』と言うとアイツのお母さんも『あっ、私も一緒に行きます』と話しをする。 『ちょっと行って来るからお願いね』と言い残し、病室には僕と眠っているアイツだけが残った。 「…………………」 「…………………」 「…………………」 静寂と心電図の音が通り過ぎる。 僕はしばらくアイツの眠る姿を見ていた。
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