第1話 後編

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女子児童その1「柴崎君、またテレビに出てたね。」 女子児童その2「ほとんど毎日テレビでみるよ。」 柴崎(こども)「そう?」 男子児童1「おいみんな?。ドッジボールやろうぜ。」 男子児童2「はやく行かないと20分休み終わるぞ」 柴崎(こども)「あ、あぁ。すぐ行く」 誰もいなくなった教室に一人女子児童。(白鳥こども) 柴崎(こども)「白鳥さんは行かないの?」 白鳥(こども)「うん。苦手なの」 柴崎(こども)「そっか。俺も残ってようかな」 白鳥(こども)「なんで?行きなよ」」 柴崎(こども)「(照れくさそうに)いいじゃん。ほら、あれだよ。テレビの   収録の前に怪我すると母さんに叱られるんだ。」 白鳥(こども)「ふぅん。大変だね。」 柴崎(こども)「まぁな。なぁ、何してんの。」 白鳥(こども)「絵を描いてるの。しょうがないから柴崎くん描いてあげる」 柴崎(こども)「しょうがないって何だよ」 こども白鳥、この時代から既に絵がうまく、さらさらとコミック調の柴崎を描く。 柴崎(こども)「うまいな。」 白鳥(こども)「(びりびりとノートをやぶり)あげる」 柴崎(こども)「(照れくさそうに)いいの?」 白鳥(こども)「うん」 柴崎(こども)「ありがとう」 ナレ(柴崎)『あの頃から、ずっと白鳥あゆこが好きだった。   ただ、芸能活動をしていたし、母さんからも好きな人が出来ても想いを
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