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あおい「はぁーい。いってらっしゃい」
21 白鳥あゆこ宅
白鳥宅の前。
柴崎「いざ、来てみると緊張するな」
白鳥「わ。本当に柴崎さん来られるとは思いませんでした。」
柴崎「ひどいな。約束は守るよ」
白鳥「うわー。なんか変な感じですー。さぁさぁ、まだ少し肌寒いですからね。
コーヒーで良いですか」
柴崎「う、うん」
白鳥「それにしても、どうされたんですか?」
柴崎「単刀直入に言うよ。ジャパンにもどって来ないか?」
白鳥「え、でも。私クビになったばかりですよ。」
柴崎「営業本部じゃない。フルムーンに来て欲しい。」
白鳥「え……? 私、制作とかマネージメント、やった事ないですよ。」
柴崎「違う。君にはイラストを描いて欲しい。」
白鳥「え?」
柴崎「既に、何点かウチの作家の作品で一緒にやらせてもらってるだろ。」
白鳥「はぁ。」
柴崎「すごく良かったから……それで…・…」
白鳥「でも、ごめんなさい。」
柴崎「へ?」
白鳥「柴崎さんにそう言っていただけるの、とっても嬉しいです。
だけど、駄目なんです。」
柴崎「どうして。」
白鳥「駄目なんです。今、私がいなくなったら大変な子がいて。
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