終電車

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 黒猫について洋館に入ると、そこには見たこともないようなキラキラした石のようなものや何かの機械の部品のようなものが机の上に山積みにされていたり、何に使うのかわからない器具が台の上に並べられていました。きっと商品なのだろうと三栖は思いました。 商品が並べられているスペースの奥にカウンターがあり、黒猫はそのカウンターの上にひょいと乗ると、その奥に向かって、 「店主、連れてきましたよ。」 と少し大きめの声で言いました。 「あぁ、ありがとうみぃさん。それから、こんにちは三栖さん私が店主のスエダです。」 と言いながら、ひとりの眼鏡をかけた青年がカウンターの奥から出てきました。
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