Seemann《ゼーマン:船乗り》

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「はぁっ!?お前なんでココに居るんだよ!?」 「説明は後でゆっくりします。こんな時間まで酒呑んで寝てるって馬鹿ですか?それにこの部屋。これだけ散らかせるって片付けもできない馬鹿ですか?ここまでできたら最早才能ですね…」 「さっきから馬鹿馬鹿うるせぇ!この間から人の事馬鹿扱いしやがって!」 「馬鹿に天才って言っても嘘になるでしょ?私は冗談や嘘は嫌いなんです。馬鹿に馬鹿言って何が悪いんですか?…手を離してください!」 「だから!馬鹿馬鹿言うなって言ってるだろ!」 カミルは突き飛ばす様に手を突き離す。カイエンは勢いで数歩下がる。『よっ!』とカミルがベッドから降りて部屋を歩く。 「何処へ行くんですか?」 「シャワー浴びるんだよ。せっかく人が気持ちよく寝ていたのに…お前のせいで目覚めが最悪だから頭スッキリさせる為に入ってくる」 カミルはそのままシャワールームへと入って行く。暫くするとシャワーを流す音が聞こえてきた。カイエンは一つ溜息をつくと床やテーブルを片付け始めた。捨てて良いのか分からず取り敢えず散らばった紙を拾い集め一つに纏める。何が書かれているとかは全く見なかった。     
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