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息が止まるかと思った午前0時
走り出したら
夜の匂い
涙の匂い
もう戻れない
もう戻れない
もう戻れない?
いやだよ戻りたい
このまま
時空の割れ目に真っ逆さま
ぎゅっと目をつぶって
次のシーンには
あの頃の僕たちが、何事もなく笑うんだ。
馬鹿かそんな漫画みたいな
話なんて想像するだけ虚しい
いつか死ぬんだ
僕も君も
いつか死ぬんだ
灰になって
いつでもいいよ
いつでも大丈夫
いっそふたりで無理心中
かましてみようか?
そしたら来世を一緒に
やり直しませんか?
馬鹿かそんな漫画みたいな
話なんて想像するだけ虚しい
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