第1章いじめの始まり

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そんな毎日が嫌で毎日毎日逃げたくて手首や腕を傷付け続けた。 痛みだけが私を救ってくれるような気がした。 痛みを感じてるときだけ頭の中がスッキリしたような気がしてやめられなかった。 腕の傷を隠すために長袖でいることが多くなっていった。 教室に入っても挨拶をしてくれないし口も聞いてくれないだけではなく顔も合わせてくれない。 毎日毎日学校行くときも行かないときも学校に行く前に聞いていた曲があった。 ZARDの負けないでを聞いていた。 周りが気になるときにいつも何も聞こえないようにイヤホンをつけていた。 学校ではいつも周りを気にしてしまうので美術や体育の授業以外はほとんど寝ていた。 寝ていなくても寝てるふりをしていた。 周りからは1時間目から寝てるなとか言われたこともあるが周りが私の悪口を言ってるように聞こえてしまう。                      私の気持ちが分かるのかと言い返したかったが言い返せなかった。 話しかけても無視するようになってから男子からの苛めが始まった。
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