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地球は平和を目指していた。
もう何度となく戦いが繰り広げられ、そのたびに人の命があっけなく消えていく。
国の名誉やプライドを保つためにやって来たことは、人々を疲弊させるだけで、こんなに科学が進んだのに生活に不便を強いられ、食べる物も十分に手に入らなかった。
「もういいだろう、戦争は」
「何もいいことがない」
「安心して暮らせるのが一番だ」
どこの国の人々も同じ意見だった。
各国の首脳も、平和を得るため宣言した。
「もう人々を傷つけることはしない」
「すべて話し合いで問題は解決していく」
「地球存続のために、人間は謙虚にならなければならない」
少し客観的に考えてみれば、これまで人類がやってきたことは愚行の連続。
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