2回目のプロポーズ

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ある日の週末金曜日、翌日は仕事が休みということもあり、私は1人ぶらりと飲みに出ることにした。 私は、あらかじめインターネットで探しておいた新橋のスナックに行ってみることにした。 スナックは、JR新橋駅を下りて駅前広場から路地に入っていくと飲み屋街があり、その外れの方にあるらしい。 はじめて行くお店のため、スマートフォンのナビゲータを頼りに道を進むと、そのスナックは簡単に見つけることができた。 このようにして私は、インターネットで主にスナックやバーを探しては飲み歩いていた。 少し緊張しながらスナックのドアを開けると、ママさんらしき女性が声をかけてくれた。 「いらっしゃいませ!  お一人様ですか?」 「はい、1人です。」 「カウンターでよろしいですか?」 「はい、いいですよ!」 私が答えると、その女性はカウンターに案内してくれた。 お店は、こじんまりしたお洒落な雰囲気で、まだ20時を過ぎたばかりのためか、他にお客の姿はなかった。 「お飲み物は、焼酎、ブランデー、ウィスキーがありますけれど、どのようになさいますか?」 「焼酎お願いします。」 「水割りで、よろしいですか?」 「はい、お願いします。」 ママさんは、さっそく店の奥の部屋に入って、焼酎を用意してくれているようだった。 少しすると別の女性が店の奥から焼酎とコップを持って来てくれた。 私は、その女性の顔に見覚えがあって、声をかけた。 「裕子?」 「あぁ、ひろ、久しぶりだね!」 私は、裕子の顔を久しぶりに見ることができて、何となく嬉しかった。
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