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よって年間、108日の休日は取れるようになっている。 授業内容はもちろんのこと生徒にあわせてはくれないので、 緻密な予定表を確認してから登校しなければならない。 だがオレは毎日この大学に来ている。 目的の半分はこの学食だ。 そこらの定食屋よりも確実に美味いので、朝食だけほかで摂れば食には困らない。 ちなみのこの学食はオールフリー、全て無料なのだ。 当然の如く授業料が高いので… などと思われるだろうがそうではない。 全て、この学校への寄付金で賄われている。 ちなみにオレも10億ほど寄付した。 降って沸いたカネなので、特に惜しいとも思わなかった。 よってオレは堂々と引け目を感じることなく この学食で毎日美味い飯を喰らっている。 学食の閉まる時間は午後7時。 まだ余裕があるので、オレは美味いコーヒーをコーヒーサーバーから注ぎ、 いつも座っている席に戻った。 なぜここに座るのかといえば全く意味はない。 だが、ここに座れと誰かが言っているような気がするのだ。 『今日からよろしくお願いします』 オレのいる周りではっきりと鈴が鳴ったような素敵な声でお願いされた。 オレは後ろは当然のこと辺りを見回した。 だが、3メートル以内に誰もいない。     
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