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そしてその姿は忽然と消えた。
幽霊がオレに何の用だろうか…
オレの夢とどう関係するのだろうか…
オレは毎晩必ず夢を見る。
こうなったのは一年前で、この大学に入ってからだ。
オレの見る夢にそれほど特徴はない。
しかしオレはまるでゲームのようにオレ自身や回りの物を操れるのだ。
まるでバーチャルリアリティーのようだと、趣味のようにして毎晩楽しんでいる。
今夜の夢の登場人物が今出てきた幽霊の女性…
幽霊とは初対面だが、人間もいれば動物もいる、虫だっている。
幽霊がいても問題ないだろと、オレは常にオレの中で言っている。
なぜこれほど肝が据わったのかもよくわからない。
これも、一年前にこの学校に来てからのことだと思っている。
だが、学生生活自体はごく普通だと感じている。
学長がかなりの美人だということ以外、この大学に特に変わった節はないのだ。
また誰か出てくるのかもしれないと思いながら、7時になる5分前まで粘ったが、
もう誰もくる気配はないので、オレは席を立って食器の入ったトレイを手に取った。
… … … … …
オレの一日の生活は単調だ。
学校に行ってひたすら勉強して、家に帰って寝る。
ほぼこの日程でオレの一日は終わる。
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