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オレはベッドに入り、ゆっくりと眼をつぶった。 するともういた。 今は夢の中でここはオレの部屋だが、学食で出会った幽霊の女性が、 存在感タップリでかなりみだらな表情と姿勢でオレを見ている。 「やあ。  これってオレの部屋だけど、ここでいいの?  変更できるよ?」 「…ああ…  …はい…  …ここがいいですぅー…」 年齢とか聞いた方がいいかと思ったが、野暮なことを考えることはやめて、 彼女の望む行為にゆっくりと移行した。 「…あんっ!  …いやんっ!!」 軽く胸に触れただけだが、彼女はかなり敏感に反応した。 いろいろと考えることはあるが、 それは後回しにしてオレがしたいように彼女を操った。 「…もうっ!  もうダメッ!  …こ、これを…  これを下さいっ!!」 彼女はオレの大事なものを右手でしっかりと握っている。 オレは逆らうことなく、彼女をゆっくりと抱き締めて、 天井を向いているオレの腰に乗せた。 彼女は妖艶なダンスのように腰を動かし始め、 「…逝くっ!  …逝っちゃいますぅ―――っ!!」 といって、酷く痙攣を起してオレにもたれかかり、 「…ああ、ありがとう、ございました…」 とオレに優しい笑みを向けて、ゆっくりと姿を消した。 オレはここで考えることにした。     
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