2-1 亡霊

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「ち、ちょっとビックリしただけよ!」  慌てて手を離して、そっぽを向くマナミ。  オレらは、警戒しつつ、皇帝の間らしき所へと辿り着いた。  何か聞こえる‥‥すすり泣くような声や。 「きゃー!」  それに気付いたマナミが、またオレにしがみついた。 「あほ、デカイ声出すなや。気付かれるやんけ」
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