全国大会

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チームメイトは、引き揚げて行く。 「あぁー帰って、シャワー浴びよう」 「あぁー、お腹空いた。」 「何言ってるの、次の試合を見るんでしょう、」 「えっ、なんで?」 「次当たるチームを研究するんでしょう、まったく」汗 みんなはパーカーを羽織って応援席に向かう。 「こっちこっち、席空けといたよ、」 「ありがとう、剣くん、」 「はじめまして、黒潮波です。」 「はじめまして、ぼく仲台剣です。」 「はい、自己紹介すんだ、それでは相手チームの研究」 「オトちゃん、長崎学園をよく見てて、」 「えっ、強いチームなの?」 「わたしの予想だと長崎学園が勝ち上がると思う。」 「へぇ~そうなんだ!」 「前に戦ったことがあるから、特に1号艇と2号艇をよく見てて、」 「うん、わかった。ナミちゃん」 試合開始のホイッスルが鳴る。 乙羽と波は両チームの位置取りに注目していた。 「やっぱり、スピード争いで後ろに回る作戦で行くみたい、」 「えっ、どっちが?」 「決まってるでしょう。長崎学園」 「あっそうだった、」 「これって、うちのチームと変わりない!」 「そう、場数踏んでる分、うちが不利ね、」 「それじゃどうすんの?」 「だから、それを見極めるの、、」 「大丈夫、ウチには頼りになる指令塔がいるから、」笑 「そんなことより、みんなも考えて、」 「あっ早くも、2点先取、長崎学園!」
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