全国大会

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後半戦開始のホイッスルが鳴る。 長崎学園チームは、氷山の陰に集まりだす。 「こちらは、バラけて囲い込みにかかるよ、」 「了解、ナミちゃん」 「くれぐれも、慎重にチャンスがあったら攻撃して、」 「了解、ナミちゃん、」 「ヒェ~何?デカイ球が飛んでくる!」 「それは、バレーボールだね、」 「そんなのありか!」 「ありだょ、バズーカ砲だわ、」 「別のマリンジェットを出してきたのか!金のある学校は違うね、」 「ほんと、こっちは、中古だっていうのに、」汗 「ヒェ~全部 こっち向かって来る、逃げろ~」 「しまった、壁の薄いところを突かれた。」 「どうする、ナミちゃん」 「サチさん、相手の1号艇に私を引っ張って、」 「了解、ナミちゃん」 キャプテン艇は、フルスロットルで2号艇を引っ張って行く。 相手の1号艇は、球入れのゴムボートを引っ張っているので直ぐに追い付く。 サチは、左に舵を切る。 「あとは、任せた、ナミちゃん」 「ありがとう、サチさん」 すかさず、相手の風上をキープするのであった。 横並びになる。 「オトちゃん、風の向きを考えて撃ってね、」 「任せて、的中率ナンバーワンの私だから、」 「お願い、オトちゃん、」
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