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相手チームも撃ってくる。
だが、風に流されて当たらない。
乙羽は、2発撃ってみて風向きを考える。
「よし、捕えた。連射する、、、」
「ヨッシャー、当たった!」
「喜ぶのはまだ早いよ、すぐ後ろに2号艇が付けている。」
「しまった!どうする、ナミちゃん」
「振り切るから、しっかり掴まってて、オトちゃん、」
「了解、」
下城チームの2号艇は、波に逆わらず舵取りをする。
相手チームは、波をまともにくらう。
ここで、操作技術の差がはっきりと別れる。
見事に相手チームの追撃をかわすことができた。
そして、次の標的を探すと、
試合終了のホイッスルが鳴った!
さて、どっちのチームが勝ったのであろうか?
実況放送の大画面には、7対3で下城女子学園チームの勝利と映し出される。
大会会場では、声援が飛びかい下城女子学園を讃えた。
両チーム整列して、握手を交わした。
「次の試合も頑張ってね、」
「ありがとうございます。」
下城学園チームは、応援席に深々と頭を下げていた。
「ありがとうございました。」
これで、下城女子学園はベスト4入りであった。
次の対戦相手は、鹿児島南海高校と決まった。
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