~眷属達(その2)~

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???「機嫌が悪くなっているみたいだね?。アリキーノはある程度は加減してくれていたが、ある程度本気で動かないといけないからねぇ。そこが難しいところだよ。だが…これが出来なければ、「大人」とは言えないだろうな」 アレタ(ゼヴェロフ)「ふん。私達は「チェスの駒」…政治の道具にすぎない。「普通(ただ)の人間」が滅びた今、互いを滅ぼしあうよりかは幾分かはましなのだろう。 …だがお前達が規則(ルール)を守らなければ、それも意味を成さなくなる。覚えておけ、お前達は…「狩られる獲物」だ。せいぜい私達の機嫌を必死になって取るんだな」 ???「…そうさせてもらうよゼヴェロフくぅん。では私はもうしばらく、君達の無様で滑稽なお遊びを見る事にするよ。 …「Я всегда слежу за тобой(私は常に君達を見守っている)」。 それではまた…」 誰かはこう言うと姿を消していき、アレタの周りに集まっていた影達も一斉に何処かへ消えていく。
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