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あの日、あの時、あの場所で
あの日、不思議な出来事が起こった。
いつも通り、眠りにつく。
と、意識がある。周りはふわふわ、ぼんやりしている。
「ん?なにこれ?」
どこまで歩いて行っても景色は変わらない。
ふわふわ、ぼんやり
すると、遠くに人影が見えた。
力一杯叫ぶ。
「あのー!どちらさまですかー?」
人影に向かって走っていくと、はっきりと顔が見えた。
可愛い顔立ちをした男の子。
「お前、誰だ?」
顔立ちに似合わない言葉を使う子だと思った。
「私?女性に先に名乗らせるつもり?」
「......めんどくせーな、...俺は青葉空」
「青葉......」
「んだよ。なんか文句あるのか?」
「特に......」
「次はお前だ」
「わたしは、市川海美」
「海美か。で、ここはどこだ?」
問いかけてくる空の言葉よりも空の名前に心を奪われていた。
"青葉"
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