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子供?私は素早く振り向いたけど
その姿はもうなかった…!
豆太郎
(小豆洗い)
「っと…今のは袖引き小僧だな…
比氣弟(ヒキデ)って言うんだ」
い、今のが袖引き小僧ね
なんか可愛かったなあ~♪
建物を曲がるとすぐにお茶屋があった!
宮野 瑞恵
(私)
「ここが、甘味処"あやかし"ですか?」
豆太郎さんは頷く
豆太郎
(小豆洗い)
「おう、その通り!猫娘の
瑪音(メネ)ちゃんが出迎えてくれるはずさ」
その言葉通りお店の外へ
女性が釣瓶(ツ″ル″ベ)を持って出てきた!
あれって井戸の水を
汲んだりする時に使う桶ね…
瑪音
(猫娘)
「豆太郎~!いつも、ありがとう!
この小豆、絶品なのよね♪」
豆太郎さんは自分が持ってる桶に
入ってる小豆を全て
瑪音さんの釣瓶にいれる
豆太郎
(小豆洗い)
「いいっていいって!
んじゃ、また明日持ってくるよ
あ、そうそう…このおなごを
甘味処"あやかし"で泊めてやってくれないか?」
豆太郎さんに背中を押され
瑪音さんの前に出されたっ
瑪音
(猫娘)
「うふふ…初めまして!
あたし、瑪音(メネ)って言うのよ
あなたはえ~っと…」
あ!
宮野 瑞恵
(私)
「わ、私…宮野 瑞恵っていいます!
初めまして、瑪音さん」
猫娘の瑪音さんは頷いて微笑する
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