◆プロローグ◆赤い夢(語り手:ナレーター)

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 再び、赤黒い刃が閃く。  亡者共の手を斬り払う不快感は、やがて快感に塗り潰されていく。  暗闇と血煙の戦場を駆け回り、斬って斬って斬りまくる‥‥。 ≪ZuSha‥‥ZaShu‥‥≫ 「「僕‥‥? 拙者‥‥? 俺‥‥?」」  他の誰かとシンクロするような感覚。  斬る度に、大切な何かが消えていき、塗り替えられていく。
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