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ソレは純白の羽だった。
ひらひらと舞い落ちる1枚の白い羽。
ただそこに佇んでいるだけなのに存在感があり俺を引きつける。
「あの…」
何も考えず一言声をかけてしまった。
こちらを振り返った様な気がした。
次の瞬間。
俺の胸に白羽の矢が立った。
アレから1ヶ月。
俺の胸には相変わらず矢が刺さったままだ。
痛みはない。
取ろうとして矢を掴もうとするもスカッと空振りばかり。
目に入るから気にはなるが実害がないので今の所、放置している。
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