プロローグ2 町田君

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「あー、目が回る‥‥私の声聞こえる? 今そこで救急車に運ばれようとしてるマナよ。もう死んでるけどね」  線みたいな手足の生えた女の子っぽい顔(?)のピン球がフラフラしながら訴えかけてくる。 「えっと‥‥聞こえる。他の人には聞こえないのかな」  観客席は、いきなり倒れたマナちゃんの事で騒然としてて気づかないだけかもしれないけど。 「これって輪廻転生とかって言うの? アンタ、卓球やってる? 名前と歳は?」  いきなり質問攻めに遭う。
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