闘病生活（短編）

◆大病院と親父の入院

　そのため、リッチャー、マジックハンド、火バサミ、長い靴べらなどを入院前に準備し、使う練習をすでに始めています。
　マジックハンドは、ちょっと踏んでしまっただけで壊れてしまい、別のマジックハンドを注文。
　何度も「あ、この姿勢はアカンのやった」と失敗する日々、事前に訓練を始めて正解でした。
　あと、胡座(あぐら)と正座もダメなのです。
　家ではドーナツ座布団（作家には必須、何度も痔に悩まされました）を敷いて、胡座か座禅で備え付けの小さなテーブルでＰＣを使ったりテレビを見ていたが、それもできなくなるため、椅子とパソコンデスクも買いました。