◆精神障害二級

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◆精神障害二級

 僕(現在の一人称)は、婚約寸前だった彼女にフラれ、鬱病になり、精神障害二級の診断を受けて六年。  波はあるものの、何事からも興味を失っていき、ベッドの上で、ただ時間が過ぎるのを待つ日々が増えました。  家族と一緒に暮らすのがストレスになり、一人暮らしを始めました。  当時は、まだ一生飽きる事は無いだろうと思っていたテーブルトークRPG。  中三から続く当時6人で、ほぼ毎週日曜のTRPGサークル(5人以上参加可能で開催)。  その内4人が土曜深夜、麻雀をしていたのですが、ある日、一人都合が悪く中止の話していたので思い切って「代わりに俺が行ってもいい?」と訊いてみた所、非常に歓迎され、毎週誘われるようになりました。  ついには、自動雀卓を皆で出し合って買ったほどです。  他には、偶然、仲間となった月1回のTRPGサークル。  そして、中一から心友で、月1回一緒にカラオケや映画を観に行くなどの、おでかけ。  とあるゲームサイトで知り合った7歳半年下の女性と遠距離で逢うことも出来ないけど、無料チャットと通話をするようになっていきました。
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