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そして、その夜の夢。
僕は目覚めた。いつもの世界だ。
身体からエネルギーチューブのようなものがたくさん繋がれている。
九死に一生を得たらしい。現在14歳のはず。それまでの海賊としての記憶もちゃんとある。
子供だったら、現在を生きるのに精いっぱいで、子供時代の事は忘れていくものだ。
だが、そこは、中身は永遠の28歳の若者。作家としての常でネタ帳にメモも取ってあるし、幼い頃まで記憶があるのだ。
「カラスさん、気が付いた?」
「う‥‥うん」
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