第二話:落選からプロ作家へ

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 俺は店舗大会やプライベなどでの気楽な大会で優勝する事が多かった。  特にギルティギア単の大会でのポチョムキンデッキは改良に改良を重ね、スレイヤーデッキすら退け、ほぼ無敗だった。  彼とは逆に極度の緊張状態になるとミスが出るメンタルの弱さで、大きな大会では、ああすれば勝てていたという所をニ度落としてしまった記憶がある。  ニートになりかけていた俺に、彼が「こんな募集あるで」とエターナルヴォイス(アシュラシステムTCGの根幹になったシリーズ)のwebトークRPGの作家募集を教えてくれた。  課題となったシナリオとリプレイが合格して、ついに作家として原稿料を貰えるようになった。  当初はアクスディアの作家になる予定だったが、TCGでも名を馳せていた私にはエターナルヴォイスのオファーが来ました。
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