爆誕・魔漢少女

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爆誕・魔漢少女

死ぬかと思った! 「わたし、まほう少女ピヨスモンテ!」 いきなりアニメボイスで呼び止められりゃ誰だって驚く。 玄関開けたら「まほう少女」にお出迎えされた。言っておくが俺は万年独身で一人っ子だ。 だいたい、ここはカードロック式の男子寮だ。さては男の娘というやつかぁ?  「悪いが他の菊門をあたってくれ」 俺は気色悪いコスプレ野郎を跳ねのけた。肌は色白で柔らかい。こいつ、本当に男か? それにいい匂いがする。 ダメだダメだダメだ。俺はノンケでそっち方面の趣味はこれっぽちもない。 でも、たまにはこっそりBLも読むのよ。 はっ?! うわ~っ! いかんいかん。すでに奴の術中にはまっとる。とにかく、俺の恋愛対象は健康な成人女性だ~っ。 いや、もしかしたらこいつは本物の女かもしれない。男にしてはどことなく張り合いがない。 店員以外の女性と十秒以上会話したのはいつだったか。しばらく、観察することにした。警察にドナドナしてもらおう。どれ。 プロモーションや目鼻立ちは平均的なアニメヒロインだ     
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