女子大生 優美

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 一時限の講義が終わり、学生達は教室を出て行く。優美も小型のリュックに参考書やノートなどの筆記用具をしまうと跳ね上げ式のイスから立ち上がって部屋を出る。  大学の勉強は中学と学園で習った事に改変を加えたような話中心の授業なので優美が『優輝』だった頃からの優れた頭脳のおかげで苦労は無い。  それに、もう女学生としての姿になっている。自分ですら女が本来の姿と考えているくらいだ。  次のアジア歴史の講義まで時間があるのでトイレに寄る。女子用だからか、男のより清潔感がある。学園のでも男だと立ってするトイレの周辺は汚くなるし、個室のトイレットペーパーは荒らし放題。手洗い場なんか大雨が立ち去った有様だ。その反対に、女子は色々守っている。  優美は個室に入るとスカートを上げ、パンティを下ろして座る。座ってする方が断然楽で落ち着く。  まあ、下の方には注意しないというけないのは変わらないが・・・  自分が『優輝』という『偽りの姿』になるのは学園に用事がある時か何らかの気分転換の時だけ。正直、『男になる』のは嫌だったが学園長を騙す為の芝居だ。その甲斐あって、何も疑われてない。  用足しをしながら、優輝は自分の腰に視線を落とした。男らしくない滑らかな曲線がある。以前からなんか身体に丸さはあったが、さすがに本物のダメな優美のくびれには敵わない。  いつ人前で服を脱いでもいいように、腰のくびれを綺麗な形にしなくてはいけない。それをコルセットで近々実行しよう。  優美はそんな事を一人考えながらトイレを済ませ、次の講義の部屋に行く。
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