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起は死
『―だから貴方を好きな私を殺します。』
ふふっと右の口角を上げて目を細める。
叶わない恋なら早くに捨ててしまおう。
でも、まぁ。
簡単に消えてはつまらないから、
ちょっと難癖をつけてやろうか。
でも、こんなの送ったらまた怖がらせちゃうかな?
『さようなら大好きでした』
色々考えてそれだけにした。
過去形にすることだけは忘れずに。
大丈夫、もう幸せになれる
だから、さようなら。
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