寂しい夜に

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「ただいま、遅くなってごめん!」 「おかえり。ほんとだよー、ご飯冷めちゃうよ…って…何それ??」 若葉が大きな袋を抱えていることに気づいた。 「ん、これ、花子に。」 どこか恥ずかしそうにそう言って、若葉は私の目の前に袋を置いた。 「あ、ありがとう。でもなんで急に?何かあったっけ?」 「いいから、開けてみて。」 若葉に促されて袋の紐を解く。
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