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公衆電話の場所
携帯電話の普及にともない、公衆電話はかなりその数を減らしている。まして、年配のコマチさんが30分もの時間立ったまま電話をするのは、騒がしい場所では困難なのでは無いかという事。また、電話がかかってくる時間帯が、だいたい午後一時近辺という事で、文子は一つ予想をたてていた。
文子は、コマチさんの家の場所は知らないが、家とカラパレの間にあるスーパーの袋を下げていた事を思い出していた。
今日日、スーパーの名入りレジ袋というのは珍しい。
エコバック使用推奨、レジ袋は有料というところが増えつつあるのだが、そのスーパー『マルロク』は、違った。
激安スーパーで地域では有名なそこは、店内の一角に公衆電話が置かれていた。テレホンカードには対応していない、昔は喫茶店などに置かれていたピンク電話だ。
そして、マルロクには、ゲームコーナーがあり、両替機が備わっている。
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