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「ちょっとお互い、今日の為に仕事頑張り過ぎたみたいで。目当ては見たし、早目に出て明日に備えようかって事になって。」
本当に前日まで仕事詰めだった僕達。
会場内で有った理不尽な事も要因の一つだったがあえて言う事も無く。
そして、次の日も参戦が有るからと言って話を切り上げ、速攻立ち去るつもりで居た。
のだが…
『お仕事大変なんだねー!!何の仕事してるの?何処に住んでるのー?』
…何とも空気を読めない少年。
悪気が無いことは、わかる。わかるけど…。
どこか憎めない、大型犬の様なその少年。
み、耳と尻尾が見える気がする……。
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