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『こらこら、シュラ。お兄さん達困ってるでしょう、落ち着いて?』
穏やかに、且つ程良く低い声の持ち主が現れた。
『えー?困ってる?聞かれたくない?言うのやだー?』
ねぇねぇ?!!と僕達を交互に見つめながら目を輝かせている大型犬…もとい、シュラと呼ばれたその少年。
でも、そんな事より僕は素敵な低音ボイスを奏でる彼に既に釘付けになっており。
(大型犬…は友人に押し付け…いや、任せて。
是非とも彼とお話がしたい!!
もっとあの心地良い声が聞きたい!!)
なんて事を考えながら彼に近づく。
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