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俊敏な動きが出来ない僕は、【逆最前】と呼ばれる所謂一番後ろに身を置き、壁を支えにどうにか立っている。
「フミヤ、僕に付き合って逆最前に居なくて大丈夫だよ?もっと前で暴れておいで」
フミヤも僕の隣に陣取って居たので、流石に全力で楽しんで欲しかった僕は前に行く事を勧めた。
「何言ってんの、レイキ君?前に居るギャに混じって来いと?んな事怖くて出来るわけ無いじゃん(笑)」
最前なんか、振り合わせしてるし。
無理無理。と、顔の前で手を振る。
「それに、後ろの方が色々楽しそうじゃん?僕らたいして動けないんだから、しゃしゃらない方がいいっしょ(笑)」
「まぁ、確かに。完璧な振りやってる人達の中、取り残されるのはキツイわな(笑)でも、途中でも暴れたくなったら置いてって良いからね?」
ま、流れで決めて。
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