2人が本棚に入れています
本棚に追加
助っ人参戦
なんと、おじさんが現れた。
おじさんはフェアリーと顔見知りで、「おはようございます」と笑顔で挨拶をしてきた。
戦闘モード全開のフェアリーを見て、吹き出すのをこらえているようだ。
「今日もですか?毎朝ご苦労様です。」
礼など言われる筋合いは無い。
フェアリーは、世の為人の為、平和を脅かす敵を排除する為に戦っているのだ。
いや、おじさんはきっと呆れているのだろう。
なにしろ、フェアリーとヤツの戦いを毎朝毎晩見ているのだから。
「助けてください。今日のヤツは強敵なんです。」
フェアリーは半分泣きながら、おじさんに懇願する。
ぷっと短く吹いてから、心優しいおじさんは戦闘体制を整えた。
最初のコメントを投稿しよう!