名ハンター、タァちゃん

1/5
前へ
/11ページ
次へ

名ハンター、タァちゃん

ところで、フェアリーにはヤツの存在を語るに欠かせない相棒がいた。 その名はタァちゃん。 年の頃は不明だが、初めて会った頃にはこの世に生まれてから5年は経っていると思われた。 フェアリーは、彼女をこよなく愛した。 共に入浴した時、腕に引っ掻き傷を作りながら体中をマッサージしたことは、いい思い出として今も胸に焼きついている。 だが、フェアリーにはどうしても許せないことが一つだけあった。 それは、彼女からの心のこもったプレゼント…。 彼女の名ハンターぶりは、老体になっても衰えを見せなかったのである。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加