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試作品:闇堕ちしたら人生楽しくなりました
あらすじ。
形状・質量・構成・物質・など、地球と酷似した異世界「ルドワー」。
世紀末とローグライク系ダンジョンRPGが合体したようなこの世界は、魔力を持った異形の生物「魔物」と、魔力を持たない「人類」が存在し、日々争いあって…いや、争い「あう」のではなく、人類が魔物の住処、ダンジョンに押し入り、一方的に討伐していた。
人類が誕生する遥か昔、太古の時代から魔物は争いを好まず、慎ましやかで穏和な暮らしを送っていたのだが…時代の移ろいと共に、魔物との意思疏通がはかれない生物、人類が誕生し、魔物たちの平穏は終焉を迎えた。
ルドワーの神々が人類誕生と同時にとある宝物を創り、地上に顕現させたのがすべての始まりだ。
その宝物とは、人類のあらゆる醜い欲望を叶えてしまう、生命力に満ち溢れた至宝「聖杯(せいはい)」だ。
聖杯は人類が所有することで本来の効力を発揮する神秘の宝具…だが、暇を持て余していたルドワーの神々はわざと聖杯を魔物の王に与え、人類と魔物が争うよう仕向けた。
しかし聖杯を受け取った魔王・グリフレストは、淑女を絵に描いたような穏和な女性。
彼女を慕い付き従う魔物たちは、侵攻してくる人類に反撃することもなく、徐々にその数を減らしていった。
そんな日々が何千何万年と続き、人類繁栄の一途を辿っていたある日。
魔王は、敵対関係にある魔物討伐組織、英傑師団(えいけつしだん)に所属していた、魔物の言語を理解できる特異な人類の少女と出会う。
少女は人類から酷い仕打ちを受け、人類に絶望し、人類全員に腹いせ(復讐)するため、魔物の軍勢に加わった。
奇しくも魔物の言語を理解できる少女を前に、魔王はこう考えた。
(もしもこの娘を改心させられれば、聖杯を託して、わたくしの悲願…「人類と魔物の和平共存」を実現できるかもしれません)
と。
毎日のように迫り来る人類に対して、罠魔法を用い、復讐する罠職人少女と淑女魔王+その他がダンジョンを防衛したり、ぐだぐだした日常を見せたりする、異世界ファンタジーギャグコメディです。
あらすじ終わり。
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