5人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は鳴神翼。
普通…ではない男子高校生。
まあそれは何故かというと、
「おい親無し。お前、ちゃんと金払ってんのかよ!」
彼は確かラッキークローバーとかいう生徒会のメンバーだったかな?
彼の言った通り俺は親がいない。
母親は元々体が弱かったらしく俺を産んですぐに、そして父親は宇宙人に殺された、らしい。
「聞いてんのかよ!」
そして殴られる。
「翼君!大丈夫!?」
駆け寄ってくるのが俺の幼なじみの女の子『滝川優菜』である。
彼女も俺と同じ施設で育った為なのか、とても仲良くしてくれる。
まあ、彼女も俺と同じく親無しのレッテルを貼られてる訳だが。
そして俺は彼女に連れられて保健室へ行き、手当てしてもらった。
「いつもありがとね。」
「翼君こそ、いつも私の側にいてくれてありがとね!」
そして何だかんだで授業が終わり、下校時間となった。
帰り道
突如、怪獣が出現した。
「あれって…もしかして、」
「うん。宇宙怪獣ベムラー…!でも何で空想上の存在である怪獣が!?」
と言っていると、その脇を小さな子が通り過ぎて、サッカーボールを取りに道路に飛び出した。
その子の頭上にはベムラーが壊したビルの瓦礫が降り注ぐ。
「!?間に合えぇ!」
その子を弾き飛ばし、瓦礫から守る事は出来たが、その代償で俺に瓦礫が降り注いだ。
「翼君!?」
(あぁ、もう終わりか…。まああんな学校にはうんざりしてたし、まあいっか。優菜…ゴメン。)
そして俺は意識を手放した。
最初のコメントを投稿しよう!