第1章

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その夜、ゼロが優菜に聞き忘れた事があったらしく、俺は優菜の部屋のドアにノックした。 「翼だけど、今入ってもいいかな?」 「うん、大丈夫だよ。」 許可が得られたので入る。 「いきなりゴメンね。でもゼロが聞き忘れた事があるって言うから。」 「ん?どうしたの?」 ブレスレットから 『いきなり悪いな。優菜、お前レイオニクスか?』 と、ゼロの声がした。 「たしかレイオニクスって怪獣使いの…って優菜?」 「うん、私は多分レイオニクスだよ。形式上は使役してる怪獣達も何体かいるしね。」 『なるほどな。まあ俺達はそれを悪用しない事を信じてるぜ!』 「そうだね。俺は優菜にいつも助けられてるから、ね。それと優菜がレイオニクスだって事は絶対に言わないから、俺とゼロが一体化した事も言わないでね?」 「うん。ありがとう…!」 そして俺は自室に戻って、寝た。
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