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自分とはまったく違うパワー系の戦闘スタイルについていかなくて苦労しながらも、この時間を独占できる事に喜びを感じていた。
少しずつ強くなって、努力して、認めてもらえるようになった。「帰る場所がなくて帰れない」ディーンは「ここが帰る場所」と思えるようになった。
そうしたら、周囲から声をかけられるようになった。「付き合ってみない?」という、以前からは想像もつかないような誘いだった。それも、一人や二人じゃなかった。
でも、胸の中にはずっとドゥーガルドがいる。あの明るい笑顔が力をくれる。それだけで十分だった。
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