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君の髪を触るのが好きだ。
サラサラと、心地良くて
ついつい、いつまでも触れてしまう。
安心しきった様に
可愛らしい寝息を立てる君
小さく動いた気配にふと見ると
何かを探し求める様に
彼女の手が僕に向かって動いている。
その姿に、突然、熱い何かがこみ上げて来て
不覚にも泣きそうになった。
愛しい愛しい存在を、そっと引き寄せ
大切に大切に包み込む。
決して壊さないように
でも決して離れないように、
しっかりと。
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