ネプチューン王国

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マスターはネプチューンの魔術師の集まりだ 。 昔はみなこの世界を造り上げた神のような存在と話せたというが今は年老いたルターの父のみになってまった。 年のせいもあるが、マスター内の乱れを嫌い表には姿を見せることはなくなっていた。 「タリィー殿 、ふたたび闇が訪れる。」 ルターの父 、アレクの言葉に体を起こす 「今、ネプチューンを前のような闇が襲ったら......」 「滅びるだろうな。」 アレクがそういって鏡をみあげる 今は小さな鏡だがかつては天井がおおっていた マスターの王に着いたものが神聖な空間を壊してしまったのだ タリィーはウニバルゾを写し出す石を見つめる かつては数おおくのシティーが輝いていたネプチューン王国はほとんどが輝きを失っている ふいに空間に黒い塊が表れた 「アレク様、異変です !」 叫ぶのと同時に空気がふるえた パーン 石が割れ黒い破片がとんだ 「タリィー殿!!」 アレクの悲鳴が聞こえた 意識を失ったタリィーは鏡のなかに吸い込まれていった
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