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012.目撃者に沈黙を(1)
【登場人物】
・譲治(ジョージ)
このシリーズの主人公。
黒髪の短髪(ソフトモヒカン)。黒目。髭は似合わない(と本人は思っている)。肌は日焼けの色が残る小麦色。眉は今時な感じで、やや細め。
達哉に拾われた後、ボスの元で生きていくための様々なスキルを身に付けてきた。総務部という名の、ボス直属の雑用係を任されている。
オーダーメイドのダークグレーのスーツを日常的に着用している。
・ボス
譲治が所属する組織(企業)のトップ。
怪しげな関西弁を話すが、日本人かどうかも疑わしい。
・キャサリン
ボスの専属秘書。
事務職からボスの管理まで、完璧にこなす金髪碧眼の美女。ボスと深い仲であることは、周知の事実。
・優華
会員制高級クラブ『クラブ優華』のママ。
かつて達哉と恋仲にあった。達哉を忘れられないまま、現在は譲治と付き合っている。譲治のことを唯一『譲ちゃん』と呼ぶ。
・達哉
譲治を新人の頃から面倒見ていた先輩であり、上司。
10年近く前、とあるミッション中に譲治と共に捕らわれ、拷問の果てに絶命。
・裕太
譲治の直属の部下。部内最年少のため、周りから子ども(ボウズ)扱いされて、膨れることが日常茶飯事。
茶髪で背が低く、ベビーフェイス。譲治は密かに『仔熊』と呼んでいる。
『クラブ優華』のビルの黒服・瑛太と仲が良い。
・金岡
総務部所属だが、金融部門の『金満事業』に携わっている。
いかつい容貌に似合わない派手な色のスーツをいつも着ている。
奥様向けの昼メロ『愛と運命の輪舞曲』(通称『愛ロン』)の熱心な視聴者(だった)。
・波元
元々の所属は、IT部門。総務部は仮の在籍。いつもスマホを弄っている。
・巽
総務部所属。スキンヘッドで、筋肉質の長身。いつも何かしらの雑誌を読んでいる。
・瑛太
『クラブ優華』があるビルのエントランスで警備をしている。
花岡確保の一件以来、裕太と仲良くなる。
譲治が、優華の仕事が終わるのを待つ間、警備室を提供する。
・脇坂
ボスの組織の「医療部」に所属する研究員。
譲治と同い年で、タメ口で話す程度の知り合い。
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